セッションをやります。

日曜日。
僕は下北沢にいてベースを演奏していた。つまり久しぶりのセッションを満喫していた。
だがみんなはそんなことにはお構いなく様々なことを要求する。

「ステラを7拍子で演奏したい。しかもスイングで」
「今かい?」
「その次はジャイアントステップスをすごく遅く。BPMでいうと40くらい。」
「きっと難しいと思うな。」
「その後はWaltz for Debby。」
「拍子は?」
「もちろん3拍子。」
「その他は?」
「おまかせするわ。」
「僕はまるでセッションホストだな。」
「それがあなたのレーゾンデートル(存在意義)なのね」と言って、 彼女はチャージ代の千円札を2枚添えた。
「ああ、でも大したものじゃない。こいつが僕の存在意義なら、 今頃ビルエヴァンスは聖人になっているよ。」

やれやれだ。僕はため息をついてベースを持った。 7分毎に用事を頼まれたらバッキングも何もできやしない

「ii-vフレーズをいくら並べてみたところで人はどこにも行けない。」

やまちゃんは今も酔っ払っている。
少し寒い春の夕暮れ。

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4/24(日)下北沢music island O 15:00~23:00
チャージ¥2,000+1d 

ホスト
篠崎歩(事務長)
たいそん(マスターオブセレモニー)
やまさん(パンチドランカー)
みっちー(ホール)
あやねちゃん(23歳・女)
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